21世紀は光の時代と言われて20年が経ちましたが、まさに光・レーザーが様々な産業分野を支え、普及拡大の途にあります。さらなる発展のためには人材と専門知識の習得が求められています。
 そこで弊社では、新社会人を始め、光・レーザー分野に関わる全ての方々を対象に4日間にわたり、初心者向け光学・レーザー産業・技術関連セミナーを開催します。ぜひこの機会にご参加下さい。

開催期間

2023年5月23日(火)~5月26日(金)

形態

Zoomを用いたWEBセミナー(Zoomウェビナー) ※参加方法はこちら
注)本セミナーでは録音・録画、PC画面の撮影、また配布しますセミナーテキストの複製・第三者への提供などの行為一切を固く禁じます。

プログラム

5月23日(火)

13:00~14:30

光産業の現況と今後注目するべき光技術

光産業技術振興協会 小谷 泰久 氏

光産業技術振興協会で実施した2022年度光産業動向調査に基づき光産業の現況について紹介する。2022年度はほとんどの分野で増加となり低迷期を脱した。また、今後の時代に必要である注目するべき光技術、例えば、Near-Packaged Optics,光チップレットなどの光情報処理、5G,6G時代に向けた情報通信インフラ、メタバースなどのサイバー・フィジカル融合空間、自動運転・空飛ぶクルマなど新モビリティシステム、可視光レーザの新たな応用分野に必要となる光技術について今後の展望を述べる。

14:40~16:10

実は魅力的な光たち

納谷ラボ 納谷 昌之 氏

私たちは光に満ちた世界に暮らしています。虹や夕焼けや星空などはもちろんですが、食卓にのぼる梅干し1個にでさえ、多くの光現象が関わっています。本セミナーでは、そのような普段の暮らしや、芸術などに宿るさまざまな光現象をピックアップして、光そのものを楽しむとともに、実はそれらが産業における光技術としても重要であるということを紹介します。当日は、以下の項目を柱に、光の魅力についてお話しします。
・梅干しの光:科学に基づいた最新の化粧品への展開
・印象派:フルカラーディスプレイの始まり
・ステンドグラス:センサーそしてメタマテリアルへの発展


5月24日(水)

13:00~16:10

光の教科書:光線としての光

チームオプト(株) 槌田 博文 氏

本セミナーは、これから光の勉強を始められる方々を対象にしており、その内容は、オプトロニクス社より出版されている「光の教科書」の第1章から第3章を元にしています。具体的には、以下の内容をなるべく式を使うことなく説明します。今後の光の勉強に入って行きやすくするための導入講座になっています。
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第1章 光線としての光の基礎
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1.はじめに 2.光線とは 3-1.見える光 3-2.見えない光  4.乱反射と正反射 5.光の直進,反射,屈折 6.全反射   7.実際の境界面での反射と屈折 8-1.鏡でのものの見え方  8-2.光の可逆性 9.光の波長
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第2章 プリズムとレンズ
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1.光の進み方のコントロール 2.プリズムのはたらき  3.レンズのはたらき 4.結像のしくみ  5.凸レンズと凹レンズ 6.焦点距離 7.凹面鏡と凸面鏡
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第3章 レンズによる結像
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3-1.作図による結像の求め方 3-2.公式による結像の求め方  3.結像の実際 4.ルーペ(虫めがね) 5.光学機器のレンズ系  6.レンズの理想結像 7.レンズの収差と収差補正  8.レンズの絞りと像の明るさ

教材として「光の教科書」がお薦めです。お求めは光のオンライン書店にて


5月25日(木)

13:00~16:10

光の教科書:波としての光

チームオプト(株) 宮前 博 氏

本セミナーは、なるべく式を使うことなく光の全体像を理解し、光学の基礎的な知識を身につけていただくために企画しました。このセミナーで光の概要を理解すれば、次のステップへよりスムースに入っていただけるものと考えています。
受講頂くに当たっては、オプトロニクス社より出版されている「光の教科書」がお手元にあることを前提としています。説明は事前にお送りしたPDFのテキストに沿って進めますが、内容的には「光の教科書」の下記第4章から第6章を元にしていますので、必要に応じてご参照下さい。
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第4章 基礎
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1.干渉と回折 2.縦波と横波 3.正弦波の特徴 4.光の発生  5.光速の測定 6.光の波長領域 7.分散と分光 8.球面波と平面波  9.屈折の法則 10.ホイヘンスの原理と光の伝搬
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第5章 干渉
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1.重ね合わせの原理 2.光の波束と干渉のしやすさ 3.ヤングの干渉実験  4.薄膜での干渉 5.反射防止膜 6.ニュートンリング 7.干渉計  8.定在波
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第6章 回折
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1.開口での回折 2.レンズによる回折 3.レンズの解像限界  4.プリズムと回折格子 5.回折レンズ 6.近接場 7.ホログラムの原理

教材として「光の教科書」がお薦めです。お求めは光のオンライン書店にて


5月26日(金)

13:00~16:10

リカレント、リスキリングとしてのレーザー技術

電気通信大学 米田 仁紀 氏

社会システムが変貌しつつある中で、従来の1つの専門技術を貫くようなスタイルから、常にリカレント、リスキリングを考えた上で社会に貢献することが求められる時代になった。一方、この10年間くらいの中で、レーザーを取り巻く技術や経済状況も変化し、スペックだけを考えたら、最先端研究にあるような装置も、普通に購入できる時代になりつつある。例えば、レーザー出力をみれば、以前は大きな箱で大きな光学定盤の上で作られていたフェムト秒レーザーが、それより平均出力の高いものが可搬型のボックスとして使用されるようになったり、高いS/N比をとるためにダブルモノクロと言った特殊な分光器で測定していたラマン分光も手のひらに載るサイズで、なおかつスペクトルデータを瞬時に探索し、物質同定まで出きてしまう状況にある。こういったいわゆるものが溢れている時代で自らをリカレント教育の中に置く、リスキリングで社内の体制を変革させようとした場合、どうしても経験や知っておかなければならない技術や知識が存在することがある。そこがないと、単に性能が出ないだけでなく、危険があったり、高価な部品を一瞬にして壊してしまうことも起こりえる。
この講義では、そういった社会の変化を踏まえ、まずは、リカレント、リスキリングに対応できるような十分の魅力を持ったレーザー技術を紹介するとともに、実際に知らないと困る事例を紹介しながら、レーザー技術に再教育を導入しよう、自ら学んでみようという人たちへのなるべく有意義な情報を与えるように講義を行う。


参加方法 他

参加方法 5月22日(月)13:00にZOOM招待メールをお送りいたします。
接続テスト 各当日の11:00~11:20
接続確認が終了いたしましたら退出をしていただき、セミナー本番は同様の手順によりご入室ください。
講演資料 5月22日(月)に順次送信しますZOOM招待メール内に、講演資料のダウンロードURLを記述いたしますので、ダウンロードをお願いいたします。
注)配布資料は公開可能な範囲となります。また、資料は複製・コピー、第三者への開示・提供を固く禁じます。

受講料・申込方法ほか

受講料 1日:22,000円(税込)
全日:55,000円(税込)
* 講演資料代含む
---複数名申込割引---
同一企業から3名以上で同時にお申込みいただいた場合、お一人につき20%割引させていただきます。
※1日:17,600円(税込)/全日:44,000円(税込)
※4人目以降は備考欄に必要な情報をご記入下さい。
申込方法 下部にあります、お申込みフォームよりお申込み下さい。
受付が完了しましたら自動返信メールが届きますので内容をご確認ください。
支払方法 後日、決済用URLを記載した請求書(クレジット用)をお送りします。お支払いは5月18日(木) 5月22日(月)午前10:00までにお願いいたします。
領収書発行 領収書は、5/31(水)までにPDF形式のものをメールでお送りいたします。
申込締切 5月17日(水) 5月22日(月)午前9:00
キャンセル規定 お客様のご都合による受講解約の場合は下記のとおり解約金として申し受けます。
・5月17日(水)までは受講料の50%
・5月18日(木)以降につきましては受講料の全額
お問合せ (株)オプトロニクス社
セミナー内容に関するお問合せ 担当:加納、三島
支払いに関するお問合せ 担当:光岡
TEL:(03)3269-3550 E-mail:seminar@optronics.co.jp

※セミナーの参加受付は終了いたしました。