アナログ回路とデジタル回路は、互いに排他的ではなく相補的であり、実際の製品やシステムでは両者が組み合わされることが大多数です。したがって、アナログとデジタルの両方の知識を持つエンジニアは非常に大きな強みがありますが、アナログ回路は奥が深く、俗に「デジタル3年、アナログ10年」とも言われています。
 AIの時代だからこそ、モノづくり現場におけるアナログ設計技術の重要性はますます高まっています。AIはデジタル設計やコード生成が得意ですが、アナログ回路の設計には人間の直感や経験、物理現象への深い理解が不可欠で、AIでは代替しにくい領域です。ここでは、このアナログの基本中の基本を解説し、入口で挫折しがちなポイントを乗り越えられるようサポートします。本講座修了後は、教科書を使って自習できるようになるでしょう。
 本セミナーは3日間にわたる集中講座となっています。セミナーは、極めて基本的なアナログ回路の基礎知識について、できるだけ難しい「数式・公式」を使わずに、イメージで理解してもらえるように講義内容を工夫しています。ぜひこの機会にご参加ください。



開催日時

2025年8月27日(水)、28日(木)、29日(金)13:00~17:00(聴講者入室:12:45~)

形態

Zoomを用いたWEBセミナー(Zoomウェビナー)
注)本セミナーでは録音・録画、PC画面の撮影、また配布しますセミナーテキストの複製・第三者への提供などの行為一切を固く禁じます。

受講対象

光学・レーザー向け電源回路設計、通信・計測機器向け回路設計に携わる方、光学・レーザー機器を取り扱う営業技術、フィールドエンジニア、IoT、AI搭載デバイスの開発に関わるエンジニア、AIとアナログ技術の融合に関心がある方、 AIやデジタル技術に関心があり、アナログ回路の基礎を学びたい方など

本セミナー受講終了後、『受講証明書』(PDF)を発行いたします。

特典

•アナログ回路設計チェックシートを進呈
 設計時の必須チェックポイントをまとめたオリジナルのチェックリスト(PDF)
• 全日の録画映像を配信(1週間~1ヶ月間の期間限定)
 本セミナーの復習にご活用いただけます。

プログラム

8月27日(水)

アナログ回路技術の重要性を理解し、各種法則とデバイスの基礎を習得

基礎的なアナログ回路要素や各種基礎法則について理解し、デバイスとしてのトランジスタを練習問題も交えながら理解する。

講師紹介/アナログvsデジタル/特許を考えましょう/Logスケール/練習問題/アナログ回路の要素/オーム/キルヒホッフ/トランジスタの基礎/FETの基礎/負荷線の考え方/OP-AMP基礎・回路

8月28日(木)

実用回路設計手法と、時間と周波数解析手法の解説

時間軸と周波数軸での解析手法について練習問題を交えながら解説し、最終日の計測機器の理解につなげる。

1日目のレビュー/受光素子(PD)の基礎/PD+TIA回路/発光素子(LD)の基礎/APC/ATC回路/PID制御の基礎/フィルタ回路/波形解析/周波数解析

8月29日(金)

実用課題解消と計測機器の使いこなし

コネクタの使い方なども含めて、アナログ回路評価を行なう為の計測機器の扱いについて、練習問題を交えながら伝授する。

2日目のレビュー/SPICEシミュレーション/ノイズの基礎/ノイズの対策/RF回路の基礎/RF回路例/測定器の基礎/測定器の応用/参考資料紹介/セミナー総括


過去の受講者の声

・基礎的な内容が多く、自分を見つめなおすことができた
・負荷線の考え方は今まで取り入れずに設計をしていたので、今後の設計に役立てたい
・丁度使えそうなLDとFETの演習など関係ある話が聞けてありがたい
・TIAの内容は非常に興味深く聞くことができた
・回路インピーダンスの計算等、よい復習になった
・スミスチャートは、・わかりやすく理解が深まった
・TIA回路の考え方は大変勉強になった
・バイポーラトランジスタとMOSFETの説明は分かりやすく、勉強になった

講師

及川 陽一 氏

1984年、北海道大学工学部電気工学科 学士課程修了
職歴:1984年04月~1999年09月 株式会社富士通研究所)光システム研究部、1999年10月~2007年09月 株式会社北海道デジタルテクノロジー (現在の富士通オプティカルコンポーメンツ(FOC)へ出向光システム研究部:グループリーダ、研究開発概要:波長多重光通信システムに関するデバイス、システム開発を推進、2007年10月~2015年03月株式会社トリマティス:執行役員、開発概要:各種デバイス、センサー、計測機器の受託開発。また、TC103標準化委員会、国際学会OFCでのプログラム委員、2015年06月~2023年05月シンクランド株式会社:CTO、開発概要:医療デバイス、計測機器の開発、2023年06月~現在 技術コンサルタント
創造性を生かし、ベンチャー企業在籍中には、顧客要求に対して、新規テーマの提案を行うことで、ビジネスを拡大してきた。なお、特許は現在まで33件登録されている。また、国内学会、海外学会を含めると、50件以上の学会発表を行なっている。


参加方法 他

参加方法 8月26日(火)にZOOM招待メールをお送りいたします。
入金の確認がとれている方のみ
接続テスト 8月26日(水)、27日(木)、28日(金)11:00~11:20
接続確認が終了いたしましたら退出をしていただき、当日12:45になりましたら同様の手順によりご入室ください。
講演資料 8月26日(火)に順次送信しますZOOM招待メール内に、講演資料のダウンロードURLを記述したしますので、ダウンロードをお願いいたします。
注)配布資料は公開可能な範囲となります。また、資料は複製・コピー、第三者への開示・提供を固く禁じます。

受講料・申込方法ほか

受講料 99,000円(税込)* 講演資料代含む
---複数名申込割引---
同一企業から複数名でお申込みいただいた場合、
2人目以降の方の受講料を半額の49,500円(税込)にさせていただきます。
複数名でお申込みの合計額を申込代表者様へご請求となります。
※クレジットカード決済以外のお支払方法はお取り扱いございませんのでご了承ください。(銀行振込には対応しておりません)  -->
---早期申込割引---
7月18日(金)までのお申込みで66,000円(税込)
同一企業から複数名でお申込みいただいた場合、2人目以降の方の受講料を半額の33,000円(税込)にさせていただきます。
申込方法 下部にあります、お申込みフォームよりお申込み下さい。
<複数名でお申込みの場合> ※同時申込のみ適用となります。
【申込区分】にてお申込みになられる人数を選択し、【同時申込者】にて同時に参加される人数(お申込者を除く)を選択していただきますと、その人数分の記入欄が表示されますので「お名前」「ご所属先」「E-mailアドレス」をご記入ください。

受付が完了しましたら下記件名の自動返信メールが届きます。メール内の決済用アドレスより決済を完了させてください。

件名:お申込み確認メール「基礎から学ぶアナログ回路の世界セミナー」【オプトロニクス社】

決済が済みましたら、下記件名のメールが届きます。

件名:【ZEUS】決済完了メール(自動配信)
件名: 料金お支払い確認メール「基礎から学ぶアナログ回路の世界セミナー」【オプトロニクス社】
支払方法 各種クレジットカードのみ
※クレジットカード決済以外のお支払方法はお取扱いございませんのでご了承ください。(銀行振込には対応しておりません)

<複数名でお申込みの場合>
複数名でお申込みの合計額を申込代表者様へご請求となりますので、個別でのお支払いはできません。


領収書発行 クレジットカードご決済後、料金お支払い確認メール内に、領収書のURLが記載されていますのでご使用ください。
領収書の宛名は申込フォームの「会社名・団体名」がそのまま反映されます。
領収書の発行は、申込代表者様宛のみとなります。個別の発行はできませんのでご了承ください。
申込・支払締切 8月22日(金)
キャンセル規定 お客様のご都合による受講解約の場合は下記のとおり解約金として申し受けます。
8月22日(金)までは受講料の50%、8月23日(土)以降につきましては受講料の全額
お問合せ (株)オプトロニクス社
セミナー内容に関するお問合せ 担当:三島
支払いに関するお問合せ 担当:光岡、伊藤
Tel:(03)3269-3550 E-mail:seminar@optronics.co.jp

基礎から学ぶアナログ回路の世界セミナー お申込フォーム